間男「お前は所詮2番目だ。お前の嫁も俺の下で悶えながら言ってたぜお前より全然良いってな」

女性の浮気
964:948:投稿日:2006/05/18 (木) 17:53:27

俺は決心していた、自分にも自信が出来ていたから。今会ってもSには負けないと
妻からの連絡で「Sさんも一度お会いしたいそうよ」と

電話越しでは妻の気持ちまでは分からなかったけど、俺は少し決心を新たにし
「じゃさ、夜食事でもしながら話をしよう」そういう俺に「わかった」とだけ短い返事
俺はその日定時で仕事を上がり、家に帰って証拠となる書類を確認し
妻と一緒にSと会いに近くのレストランへ向かった。

「復讐と意地」このとき俺を支えていたのはこれだけだと思う。
レストランに着く前には段々冷静になっていて
妻を横目で見ながら
自分を大事に思ってくれる人を大事に出来ない人間なんだなとか
後悔しているんだろうかとか、今妻はどう思っているんだろうかとか
俺はどうしたいんだろうか、妻を愛しているのだろうかとか色々頭を巡った。

レストランに着き実際Sを見て、初めて激しい嫉妬に襲われた
机の下で握りこぶしを作りながら、必死に怒りを抑え
もうすぐだ、もうすぐ終わると念仏みたいに心の中で唱えていた
食事が終わり妻とSが昔の話をしているのを聞いていたが
なんとなくよそよそしく、それが関係が終わったことを意味しているのか
俺がいるからなのかそのときは分からなかった。

「昔妻が仕事で失敗したとき助けて頂いたそうでありがとうございます」
心の中で反撃の狼煙が上がった、多分顔は紅潮していたと思う。

「いえ、上司としては当たり前のことですからお気になさらず」というSに

「いえいえこちらこそ、その後も公私ともどもお世話になっていたようで
わざわざ人の家に上がりこんでまで妻に指導していただいていたようですが
今でもなさってるんですか?」あくまで冷静に言い放った

妻とSは間抜けな顔で口をパクパクさせて、段々顔色が変わってきた
「それじゃ我が家へ場所を移しましょうか」もはや後には引けない
自分自身を励まし一人で家へと向かい、妻にはSと一緒に来いと伝えた。


967:948:投稿日:2006/05/18 (木) 17:55:38

先に家について証拠を確認しながらタバコを吸っていた
20分ほどしてから妻だけが家に入ってきた。

妻が何か言いかけたが先に

「あいつをここに呼べ、呼ばなければ即刻離婚だ」
「お願い話を聞いて」「無理」「お願い・・・」
「無理だな、離婚しかないか・・・何の証拠もなく言ってると思ったら大間違いだぞ」
「・・・・・」

妻は泣きながら俺に訴えたが俺は一切聞かなかった。しばらくして
妻はとうとうSに電話をかけた

「お願い今すぐ家へ来て・・・」

押し問答があったようだが

「あなた無関係じゃないのよ・・私だって・・・」

後半の会話は聞き取れなかったが
Sは観念して家へ来ることになった。妻はひたすら泣いていた「ごめんなさい」と
Sが家に着いた頃には妻も少し落ち着いていた、俺はSに

「長らく2番目の位置に居座らしていただきましたが、
そろそろご迷惑かと思いますので
退場させていただきたいと思います。」

あくまで冷静にそう言った
妻もSも俺の冷たい態度に申し開きが出来る状態ではないことを悟っていた

「あなたは2番目なんかじゃない私にとっては、一番大事な人なの・・・
お願い話を聞いて」

妻に続きSが

「確かに過去には、そういう関係がありましたが
Tさんが結婚されてからは、会っていません。あなたにとっては許せないと思いますが
どうかTさんを許してあげてください。あなたが忙しく寂しかったのだと思います
彼女から誘われたとき、私も強く拒めばよかった。あなたには申し訳ないことをした。」

あくまで妻に責任を擦り付けるように言うSに心底嫌悪感を感じていた
それを聞いた妻が目に涙をため、信じられないといった目つきでSを見ていた

「そんな・・・・Sさんが誘ったのに・・・」
妻はか細く言った、俺はそれを聞きながら

「んなこたどうでもいい、同意の関係だろうが」
と2人に言った。しばらくの沈黙の後

「どうか会社と家族にだけは言わないでください、お願いします」
とSがいきなり土下座した

妻は信じられないものを見るようにSを見ていた。


973:948:投稿日:2006/05/18 (木) 17:59:48

緊迫した空気の中で俺は始めて知った日のことを話し始めた
そしてSと妻に向かって言った

「あなたたちにとっては、ただの恋愛のスパイスかもしれない。妻が言った
俺が2番目という言葉には、それからの俺の人生を左右するほどの威力があった。
俺は悔しかった、俺はお前(S)には勝てないのか?俺に何が足りないのか考えた
結局何が足りないのか分からなかったがひたすら仕事に打ち込んだ。
何もかもを捨てる覚悟で仕事をした、それで妻が離れても、それは仕方ないことだと思っていた。
仕事が軌道に乗り始め俺の中で何かが変わった、お前たちは俺が
上に向かって生きていくための、ただの土台だ。今だから言える
俺はSに負けていると妻に思われようと、俺には俺を買ってくれる人がいる
一緒に頑張った仲間がいる。はっきり言おうもうお前たちは俺の人生に必要ない」

言い切った後、俺は少し興奮していたと思う。してやったりザマーミロってところだ
妻に向かって俺は言った
「何か言うことはあるか?なければこれで話は終わりだ」

そしてSに向かって
「このことはあなたとの個人的な話なので会社同士の取引には
影響が出ないようにします。ですが私としてもあなたが弊社の担当であることに
人間的な疑問がありますので、一度私の上司と相談させていただいてから
あなたを担当からはずして頂ける様にあなたの上司に事の次第を説明させていただきます。
もちろん奥様にも」

頭の中ではそこまで出来ないかもしれないなと思いながらSに言いました。


976:948:投稿日:2006/05/18 (木) 18:01:11

Sはしばらく黙った後

「俺はここまで来るのに、いろんな物を犠牲にしてきた。お前なんかに俺を潰す事は出来ない
お前は所詮2番目だ。もしお前が本気で俺を潰す気なら俺はお前をめちゃくちゃにしてやる
どんな手を使ってもだ、Tも俺の下で悶えながら言ってたぜお前より全然良いってな」

笑いながらSが言った。
「勝手にすればいい、お前の自己満足の勝利気分なんて俺には関係ない
妻も欲しけりゃくれてやる、お前を潰す気なんて別にない。俺にとってお前なんて取るに取らない
人間だからな、俺はお前のやったことをしかるべき方法で伝えるべき人間だけに伝えるだけだ。
それが気に入らないんならめちゃくちゃでも何でもすればいい、俺も俺を信頼してくれてる
仲間や友人を傷つけるなら容赦はしない。今度法廷ででも会おうか?」

Sは顔を真っ赤にしながら
「絶対にさせない、お前なんかに・・・お前なんかに・・・」とわなわな震えていた
「さあ、用事はすんだな帰ってもらおうかSくん帰って対策でも練るんだな」
とSを帰らせました

Sは怒りに満ちた表情で「憶えてろ」とありがちな台詞をはいた。
俺は憶えてろって言うやついるんだなと思いながら扉を閉めた。


980:948:投稿日:2006/05/18 (木) 18:06:24

Sが帰った後、妻と2人きりでしばらくの沈黙の後妻が口を開いた
「許せないよね・・・」「どうかな・・」
「ちょっと聞いて欲しい」

俺はしばらく黙って、もう終わりかもなと思いながら
「分かった取り合えず聞こう」
と言った


「あの時は、確かにあなたよりSさんの方がいい男だと思ってた・・・ごめんなさい。
色々仕事もこなして大人の余裕があって魅力的に見えてた。結婚して1年経って
あなたの仕事振りや私に対する態度を見てると自分が情けなくなってきたの、
私は自分では何も出来ないのになんで自分は選んでる気になってたんだろうって、
あなたと本気で向き合う気になっただからSさんにはっきり別れを告げたわ。
私も勝手だと思うけどでもそうしたとたんSさんは、旦那にばれても良いのか?
と私を脅すようになってきた。自業自得よね

それからも関係を強要されたわでも自宅では出来ないといって
月に1,2回ホテルに連れて行かれたわ。でも全然気持ちよくなんてなかった。
そんな私に興味が失せたのかSからの誘いはなくなっていったの
私は勝手に安堵した、もうこれであなただけになれると勝手に思ってた。

本当は告白してしまいたかった、でもあなたに嫌われるのが怖かった
いつもいつかばれるんじゃないかと、びくびくしてた
あなたに愛されなくなる日がいつか来るんじゃないかと
あなたに抱かれているとき本当に気持ちも体も満たされてた
ずっと続きますようにと思ってた、Sさんのことも忘れたかった
本当にごめんなさい離婚は受け入れます、仕方がないよね」


と最後は泣きながら


「ごめんね、ごめんね・・・・」

と言っていた。
しばらく無言の雰囲気の中で妻の涙をすする音だけが聞こえていた。


983:948:投稿日:2006/05/18 (木) 18:08:09

俺は迷っていたここで同情しちゃいけないと言う気持ちもあった
でも妻は本気で謝罪している気がしたんだ妻は十分後悔していると俺は思った。

さっきまでの冷たい気持ちから俺もなんだか憑き物が落ちたように
一緒に泣いてしまった。もう一回だけ、もう一回だけ信じてみようやっぱり妻が好きだ
俺はやっぱりへたれなんだ一生懸命やっても変わらないんだなと心の中で思ってた

「俺やっぱりお前が必要なのかも知れない。どんなに頑張って変わろうとしても
やっぱりSみたいな人間にはなれないんだ。女々しいかも知れないけど
俺はきっと今回のこと忘れられない、でもそれでもいいんならもう一度やり直してみよう」

「本当?本当にそう思ってる?私としても傷が広がるだけじゃない?本当にいいの?
私なんかで本当にいいの?」

「ああ、俺みたいなヘタレでよければ」

「あなたでなければ私は駄目なの、ありがとう・・・・ラストチャンスだよね
あなたが要らないって思うまで私はあなたと一緒に生きて行きたい」

妻が俺に抱きついて、俺も妻を抱きしめました。
ふと寝室の扉を見ながらここからも卒業(引越し)だなと思っていた。

以上です御清聴ありがとうございました。





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